UV印刷とレーザー彫刻の違いとは？
御朱印帳のデザイン加工においてよく使われるのが、「UV印刷」と「レーザー彫刻」です。どちらも高い表現力を持っていますが、見た目や質感、耐久性、仕上がりの印象は大きく異なります。それぞれの特徴を理解することで、自分の好みや用途に合ったデザイン方法を選ぶことができます。
UV印刷とは？
UV印刷は、紫外線（UV）を使ってインクを瞬時に硬化させる印刷方法です。紙以外にも、木材やアクリルなどの平らな素材に直接フルカラー印刷ができるため、オリジナル性の高い製品づくりに活用されています
UV印刷のメリット
- フルカラーでの表現が可能。写真のような繊細な色も美しく再現
- 発色が鮮やかで、デザインがパッと目を引く仕上がり
- 木材・アクリル・合板など様々な素材に対応可能
- 複雑なデザインも忠実に再現
UV印刷のデメリット
- 落下やぶつけた際に、インク面にダメージが出ることがある
- インクに厚みが出るため微妙な段差ができる
- 長期間の直射日光や摩擦で徐々に色が薄れる場合がある
- 素材の色によって発色に差が出る
レーザー彫刻とは？
レーザー彫刻は、レーザー光を素材の表面に照射し、焼き付けるように模様や文字を彫り込む加工方法です。素材の凹凸や焼き色を活かし、深みのある表現ができるのが特徴です
レーザー彫刻のメリット
- 素材の質感を活かした加工で木目と一体化した自然な仕上がり
- 彫刻だから剝がれない。長期間使っても摩耗に強く、劣化しにくい
- 彫刻の立体感でシンプルでも高級感・重厚感がでる
- 半永久的にデザインが残るり思い出がずっと残る
レーザー彫刻のデメリット
- カラフルな表現を求める方には物足りないかも
- 同じデザインでも木によって濃淡に差が出やすい
- 彫刻部分がざらつくことがある
- 極小サイズの文字や繊細な模様は、細部が潰れる可能性がある