この作品では、東海道を駆ける馬の躍動感と、その背景にそびえる富士山の悠然たる姿が対比的に描かれています。
馬子や旅人が行き交う街道の臨場感が伝わる一方、富士は静かに、それでいて圧倒的な存在感をもって構図を支えています。
絵の中には、風を切るようなスピードと、変わらない自然の象徴が同時に息づいており、まさに“時”の流れと“不変”の対話が感じられます。
この御朱印帳デザインは、日々を駆け抜ける私たちに、ふと立ち止まって空を見上げる時間の大切さを教えてくれる一枚です。旅の記録とともに、心の風景も刻んでいく存在になることでしょう。