「登戸浦」は、現在の神奈川県川崎市付近にあたる港の情景を描いた一図。
大きく張った帆をなびかせながら、船が穏やかな水面に浮かび、その先に霊峰・富士が凛とそびえる構図は、どこか誇らしげで清々しい雰囲気を感じさせます。

帆船は当時の生活や交易に欠かせない存在。その帆の広がりは、まるで未来へと広がる希望や旅路を象徴するかのようです。

御朱印帳にこの情景をあしらえば、日常の中にも「遠くを見つめる心」や「静かな希望」を添えてくれることでしょう。旅や新たな始まりの記録を刻む一冊に、ふさわしいモチーフです。